残暑

さくらももこが亡くなったというニュースを聞いて受けたショックが 少し時間をあけてかなしみに変わってきている。 今思えば彼女の根本にある、すこし鬱屈している部分と、とてもロマンチストな部分がたぶんすごく自分自身に共鳴していて だからこそ、当たり…

俳句・夏

檸檬青しワイングラスの軽やかに 甘く熟るゝ押しつぶされしバナナかな スペアリブ残しし指と昼麦酒 ∞ 一句目。明るい夕方の中頂いた、「マコガレイとレモンのカルパッチョ」のあまりの鮮やかさに。西荻窪のビストロにて。 二句目。やさしくも傷つき易い友人…

俳句・あじさい

日灼けの「喫茶ブルボン」紫陽花かな 古い喫茶店の、店名が書かれたテントの色褪せた青や年月を感じるメニューの紙の質やガラスの曇りや。紫陽花の力強さと清々しさが、ふしぎとマッチするなあ、という感覚。雨の日のアンニュイな感じよりも、晴れて日差しが…

俳句・つつじ

あをぞらに雨ひとすじやつつじ落つ 家を出るときは晴れているように見えた。傘を持たず、自転車に乗って走り出そうとするとふとおでこへの微かな水滴の感覚。見上げれば青空。なのに、マンションのグレーのエントランスは暗い水玉模様が浮かび、そしてその上…

燗酒かるた 2

吉祥寺・ハモニカ横丁の隅にひっそりとたたずむスタンディングタコス屋さん。 そのお供は、ビールは勿論ですが 自然派ワイン、熱燗などなど。。 焼きたての生地のトウモロコシの香りと、タコスというイメージから想像がつかないようなたのしい具材たちに、お…

3月29日

ツイッターにふんわり吐き出しては消えていたものが、お客様やリアルでのつながりの方が増えてきて難しくなってしまったな ツイッター上は、存在の有無が曖昧なわたくしだったのが楽だったのに、本名で固有名詞の私になってしまった。ちゃらんぽらんに毒づき…

燗酒かるた

おでん酒十年前は知らぬひと 今年の冬の新年会、恵比寿のはなたれさんの「海おでん」はとてもおいしかった。

月蝕

月蝕だ、あと1時間で月がなくなる あゝもう三分の一、もう半分、もう三日月 という、お客様同士のざわざわとした空気もたのしいことながら(気もそぞろ、という言葉は日常の会話の中で初めて使用されたと言っても過言ではないだろう) ここにいないひとたちが…

ちかごろ

寒すぎてやる気を失くす。 主人の作った気まぐれタンドリーチキンがおいしかった。タンドールで焼いてないからタンドリーチキンではもはやないけれど。 運動をすると身体が空になる。仕組みだと良いのになぁ。頭がぼんやりしてだるくなってしまった。修行不…

変わらない、ということなど。

24時間みっちりいっしょにい続けることも、平気で3年くらいまったく会わず連絡すら取らずにいることも、どちらも同じ距離。同じ質量。そういう存在のひとってすごいよな、と改めて。久しぶりの方と会い、おもった。 もういい加減大人なのに、久しぶり。と…

七種に生かされてゐる今朝のアラーム

今日は、1日遅れの七草粥から。 むかしから七草粥が好きであった。実家にいた頃は毎年の朝ごはんだったし、一人暮らしを始めてからも暇な大学生の頃にはわざわざ生米から土鍋でお粥を炊いたこともあった。 お正月の残りのお餅の入った雑炊、ということが好き…

1月6日終わりかけ

早速体調不良。 胃もたれ。飲み過ぎ食べ過ぎによるものと思われる。たのしみたい!を詰め込んだ胃がぺしゃんこになっているのだな。 こういう夜は布団がしあわせ。面白い本のストックも大丈夫。冷蔵庫の上に積み重なるタッパー。健康と安全な幸福も、ストッ…

新年

お正月休みは特に何もせずぼんやりしていたので本日より仕事始め。 今年はできるだけ日記をつけて行きたい年です。 お風呂での読書もどれだけできるかな 読書初めに川上弘美の「晴れたり曇ったり」というエッセイ 一度ブックオフに売ってしまった高野文子の…

伸びるほど彼のひとの泣くクレマチス

三鷹駅の中のお花屋さんで、クレマチスを買い求めた。 和名は「鉄線花」。 その名から納得のできるような、くにゃりとしたシルエットでどこまでも伸びる。 葉、枝、時折つぼみ、先に咲く花。 どこへ行くのかわからない、自然ながら不自然なるうつくしい姿。 …

初夏

全く更新をできていないものの、ぽつぽつ作った俳句がいくつかあったのでまとめておく。 ∞ 百圓の硝子の花器の芍薬や 亡きひとと酌み交わすけふの初鰹 五月雨に嫁ぐひと滲むワイパーや このひとわたしがいなくちゃ。と遠雷 台風逸れて七年前のブルゴーニュ …

名残の空ピザ待ちビールぬるくなり

パタパタとした2016年も、なんとなく納まり 久しぶりのお休みとなった大晦日は意識的ではないのだけど、なんとも自堕落に。 昼過ぎに起きると、主人は朝早くから起きて家のお酒を飲み尽くしていた。 スーパーに買い物に行くのも着替えて外に食べに行くことさ…

紅葉のごとき帯締め直し午後

季節が過ぎ過ぎ 秋深まりて。ひとつの目標を達成しました。目標の達成とは、さらなる目標のスタートに過ぎず。到達は始点。完成は崩壊。終わりは始まり。繰り返し繰り返し、つづいてゆくもの。を、日々引き締めるのです。

昼麦酒往くひと来るひと見下ろして

忙しさと突然の暑さにぐったりな一週間を抜け、やっと休日。 阿佐ヶ谷のイタリアンでいつも通りにツナと茄子のトマトソースのランチセットを頼み(もしくは、ベーコンとオニオンのアマトリチャーナの二択です。というかこの二種類しか食べたことがない。) …

休日の宵そらまめのモラトリアム

蚕豆は夏の季語なので、まだ詠むには早いのでしょうが。 非常に好天に恵まれたゴールデンウィークでした。 善福寺川沿いには、涼しげな恰好のひとたちが。ジョギングしたり気持ちよさそうに寝そべったり。 先月までは桜を満開にしていた木々が、あおあおと太…

5月2日夜が長い

せっかく5連休もあるのに、身体の不調。胃に痛みがずっとあり、お酒も飲めず なんとも。身体の不調はいつでも心細くなる寂しくなるけれど、いつでも 戻ってきてくれるその人を待っている。

4月5日になりたての

さくらちるちるあなたのやまひうすぼんやりのむこうがわよひもないのできっと とどまるうすぼんやりのがらすのうちあなたのやまひぬりけすやうにとおくであめがちりぢり こちらへ。

無題

すごく満たされた良い日だったけれど、ちょっと疲れてしまったいつも、ちょっと疲れてしまうタイミングがある。アルコールが通じ合わなくさせるなんでだろう、しあわせに満ち満ちているのに 溢れ出てしまう意地の悪い言葉は他者に満たしてもらうことなんて、…

3月26日

今日は、日本酒の愉しさを再認識できた日だったなこの3年間で、一体何本のお燗をつけたのだろうと考えるだけで途方に暮れる日本酒で、料理を認識している日本酒によって世界のかたちを切り取っている とも言える

3月22日の日の変わる頃

しあわせであるとは如何なることなのか それはとてもしあわせな意味でこれからの目標は、その日をしあわせに終えることでなくたのしい の形を作り上げるために、日々を闘うことなのだ自分たちのために。しかも一緒に。というしあわせを共有しながら。

閃光

自転車で西新宿を出勤するとき、その陽気と風の軽やかさに春を感じ、そしてこの曲を思い出した。 www.youtube.com 一瞬のきらめきを生きる、どこかにいる(どこにでもいる)(ほんとうはどこにもいない)(偶像崇拝のような)少女は 写真機はいらないわ、と…

3月21日 昼間

春が来たかと思った途端、また寒の戻り久しぶりの連休。今日は美容院に行って、久しぶりに外でゆっくりひとり飲みしようと思う。

2月29日 深い深い夜

風の音がするとなりでは寝息2月がようやく終わる 終わるであろう四年に一度の閏年夫婦で良かった、と思う休日だったとりあえず 前に前に少しずつでも進むために 呼吸を合わせて ときにもたれ合いながらふとんの中があたたかすぎるのでくろい ひやりとした外…

2月19日 早朝

2月18日 夕方

自らが体調を崩し胃腸炎になってしまう 毎年のことだけど、2月はあまり得意でないです 一日お休みを頂き、何もしないでずーっと録画のテレビを見たり洗濯をしたり。 身もこころもデトックスした気分です。

2月4日 あるいは深夜

主人がインフルエンザになってしまったので、今日はリビングで寝ることに。 どこかにお泊りに来たようで、何か気持ちが落ち着かない。 冬は、昼が短くて苦手。 寒くて暗いことはそれだけで不安になります。 働いているときは、働いているからそのことに直面…