俳句・冬

食パンの甘やかに焼け日短し

 

流行りの高級食パンを頂いた。焼いているときの香りが絶品。

 

 

柚子湯して36度の眠りに入る

 

 

寒紅や新大久保の行列の

 

歳時記をめくっていて、「寒紅」という季語を知る。寒紅売りなんて存在も知らなかったので現代には中々使われない季語なのかなぁなんて思ったのだけど、そういえば今の若い子に赤い口紅のメイク流行っているなぁと気づいたのであった。寒紅、は椿の花をも思い起こさせる気高くうつくしい言葉だと思うけれど、今時の紅はなんだかあどけなくて頼りない。そのギャップも嫌いではない。