2018-01-01から1年間の記事一覧

残暑

さくらももこが亡くなったというニュースを聞いて受けたショックが 少し時間をあけてかなしみに変わってきている。 今思えば彼女の根本にある、すこし鬱屈している部分と、とてもロマンチストな部分がたぶんすごく自分自身に共鳴していて だからこそ、当たり…

俳句・夏

檸檬青しワイングラスの軽やかに 甘く熟るゝ押しつぶされしバナナかな スペアリブ残しし指と昼麦酒 ∞ 一句目。明るい夕方の中頂いた、「マコガレイとレモンのカルパッチョ」のあまりの鮮やかさに。西荻窪のビストロにて。 二句目。やさしくも傷つき易い友人…

俳句・あじさい

日灼けの「喫茶ブルボン」紫陽花かな 古い喫茶店の、店名が書かれたテントの色褪せた青や年月を感じるメニューの紙の質やガラスの曇りや。紫陽花の力強さと清々しさが、ふしぎとマッチするなあ、という感覚。雨の日のアンニュイな感じよりも、晴れて日差しが…

俳句・つつじ

あをぞらに雨ひとすじやつつじ落つ 家を出るときは晴れているように見えた。傘を持たず、自転車に乗って走り出そうとするとふとおでこへの微かな水滴の感覚。見上げれば青空。なのに、マンションのグレーのエントランスは暗い水玉模様が浮かび、そしてその上…

燗酒かるた 2

吉祥寺・ハモニカ横丁の隅にひっそりとたたずむスタンディングタコス屋さん。 そのお供は、ビールは勿論ですが 自然派ワイン、熱燗などなど。。 焼きたての生地のトウモロコシの香りと、タコスというイメージから想像がつかないようなたのしい具材たちに、お…

3月29日

ツイッターにふんわり吐き出しては消えていたものが、お客様やリアルでのつながりの方が増えてきて難しくなってしまったな ツイッター上は、存在の有無が曖昧なわたくしだったのが楽だったのに、本名で固有名詞の私になってしまった。ちゃらんぽらんに毒づき…

燗酒かるた

おでん酒十年前は知らぬひと 今年の冬の新年会、恵比寿のはなたれさんの「海おでん」はとてもおいしかった。

月蝕

月蝕だ、あと1時間で月がなくなる あゝもう三分の一、もう半分、もう三日月 という、お客様同士のざわざわとした空気もたのしいことながら(気もそぞろ、という言葉は日常の会話の中で初めて使用されたと言っても過言ではないだろう) ここにいないひとたちが…

ちかごろ

寒すぎてやる気を失くす。 主人の作った気まぐれタンドリーチキンがおいしかった。タンドールで焼いてないからタンドリーチキンではもはやないけれど。 運動をすると身体が空になる。仕組みだと良いのになぁ。頭がぼんやりしてだるくなってしまった。修行不…

変わらない、ということなど。

24時間みっちりいっしょにい続けることも、平気で3年くらいまったく会わず連絡すら取らずにいることも、どちらも同じ距離。同じ質量。そういう存在のひとってすごいよな、と改めて。久しぶりの方と会い、おもった。 もういい加減大人なのに、久しぶり。と…

七種に生かされてゐる今朝のアラーム

今日は、1日遅れの七草粥から。 むかしから七草粥が好きであった。実家にいた頃は毎年の朝ごはんだったし、一人暮らしを始めてからも暇な大学生の頃にはわざわざ生米から土鍋でお粥を炊いたこともあった。 お正月の残りのお餅の入った雑炊、ということが好き…

1月6日終わりかけ

早速体調不良。 胃もたれ。飲み過ぎ食べ過ぎによるものと思われる。たのしみたい!を詰め込んだ胃がぺしゃんこになっているのだな。 こういう夜は布団がしあわせ。面白い本のストックも大丈夫。冷蔵庫の上に積み重なるタッパー。健康と安全な幸福も、ストッ…

新年

お正月休みは特に何もせずぼんやりしていたので本日より仕事始め。 今年はできるだけ日記をつけて行きたい年です。 お風呂での読書もどれだけできるかな 読書初めに川上弘美の「晴れたり曇ったり」というエッセイ 一度ブックオフに売ってしまった高野文子の…