月蝕だ、あと1時間で月がなくなる あゝもう三分の一、もう半分、もう三日月
という、お客様同士のざわざわとした空気もたのしいことながら(気もそぞろ、という言葉は日常の会話の中で初めて使用されたと言っても過言ではないだろう)
ここにいないひとたちが、そこかしこで同じように月を見上げ、映らない赤い月を撮り、SNSにアップするあの感じ、それもなんかちょっと良いなと感じた、そんな日であった。
月は、蝕まれるのでなく 蝕むのだ。世界を。暗くすることで、ひとに上を向かせるのだ。
こんなに天気の良い、最高のロケーションでの月蝕は人生ではもう無いかもよ。
ってなんだかうっとりする言葉。でした。また明日。