日記

食べたもの記録アプリを入れて何となくのカロリー制限生活(とてもゆるやかな)を始めて1ヶ月半、アプリ上は何となく毎日カロリー内に収まっているのに(お酒を呑み過ぎた日などは超えてしまうけど、次の日で帳尻を合わせてみたり)ゆるやかな、とは言え全く痩せない、どころか昨日体重を計ったらとうとう1キロ太ってしまった。ということがあって、どうしてどうしてとダイエット迷宮に入ってしまっていたのだけど、今日もう一度きちんと調べ直してみたら、目標に設定されていたカロリーがかなり高いのであった。なるほどそれでは痩せない。(それに食べ過ぎれば太る)ということがわかり、ほっとひと安心。お酒を呑み過ぎてもいけないし夜ごはんはかなり気を付けなければいけないけれど、原因がわかったことでとてつもなく安堵した。(一生太り続けるしかない呪いにかかったのかと思った)とまぁ、間抜けな話。

 

夜、裸の自分の形などを眺めながらお風呂に入っていて、昔嫌いだった人たちのことをふと思い出した。嫌いだった、とは当時は感知できなかったし言語化することもなかった。嫌いだったというより、嫌われている、と思っていた人たちだった。

たぶん、あれは、彼らも又私と同じように持っていた外見へのコンプレックスを私に投影して見ていたからであろう。捻れた自分自身を見るようで、とても直視できなかったのだと思う。

嫌いだったな、と熱い湯船の中で初めて言語化したらなんとも良い気持ちになった。彼らの捻れた視線によって結ばれた過去の自分自身も、(自身であるにも関わらず)現在の自身と切り離された、ただの亡霊になったような気がしたからだと思う。

しかしこれが昨夜だったらこうはいかなかったな。太り続ける呪いの錯覚のうちにある私は、きっと自己嫌悪で舌を噛み切りたくなっていたであろう。同じような夜なのに。ここはまた、全く違った夜だ。

 

きっと、あのひとたちのことを嫌いなんかじゃない、全てのひとがだいすきだと言いたい夜もまた、ある。それは嘘だし、また圧倒的に本当でもあって、つまるところまぁ、どちらでも良いことということだろう。会いたいなとは思わないし、きっとあちらも会いたいとは思わないだろうけど、皆おのおの、しあわせに生きていればよいなとは心底思う。