無題

会いたいひとには会わなくては。いつ会えなくなってしまうのか、わからないのだ。

 

人生の様々な分岐点において影響を与えてくれる人はたくさんいるけれど、今の私の仕事へと導いてくれた大きなきっかけをくれたひと。日本酒への深い愛情。細くも長いご縁であった。ずっと気にかけていて頂いた。私ができることってなんだろう、と考えて、ひとつ確固たる答えが出た。安心してください、と私ひとりではとても言えないけれど、でもきっと、安心してください、と思うに至る人がほかにもたくさんいるのだ。その質量が、これからの日本酒をきっときっとつくってゆく。それがすごいな。思い出す、酔っ払ったときのアライグマのような顔やあの頃や。しんみりと言葉が沁みる夜かと思ったけれど、使命感に駆られた夜だった。それがすごいな。がんばります。安心してください、って、きっと自分自身にいう言葉だ。もう、そんなの無視して、楽であって欲しい。アライグマのような顔で、のんびり、ずっと日本酒を呑んでいて欲しい。です。いつかまた一緒に呑みましょうね。