俳句・7月

7.29 「稲川淳二」は夏の季語というニュースを見たので句作してみたけど難易度が高すぎる。

(生身魂、は秋の季語らしいけど人魂はその傍題にはならないだろうか)

 

稲川淳二聞き干されし襦袢かな

人魂や稲川淳二の夜の闇

稲川淳二や恐ろしき人の世よ

コンパスや稲川淳二の声震え

俳句・新年

1月6日 東京に雪

目に見えぬコロナ真白に流る雪

紹興酒熱め焼豚初雪かな

 

1月9日

雪は氷に 切れる縁結ぶ縁

ボンゴレの見事な乳化日脚伸ぶ

 

1月30日 胃と精神の調子が悪い mumを聴く

哀しみの積もりて動けぬ冬深し

あお空冴ゆフォークトロニカ蕩け出す

俳句 12月

12.3 (夢の中で作っていた句)

藍色の夜に呑まるゝ鞦韆かな

※鞦韆、はブランコのこと。だけど、春の季語らしいので季節としては変なのだけど如何せん夢の中なので

 

散紅葉いつもの場所に男なし

 

短日や口開けの酒場賑へり

 

割り損ね潰えし銀杏の湿度

 

12.12  日曜、激混みの吉祥寺

年つまる吉祥寺駅のキャラメル香

 

12.26 クリスマス明け

いっせいに枯芒揺れり ひかりかな