俳句・夏

檸檬青しワイングラスの軽やかに

 

甘く熟るゝ押しつぶされしバナナかな

 

スペアリブ残しし指と昼麦酒

 

 

一句目。明るい夕方の中頂いた、「マコガレイとレモンのカルパッチョ」のあまりの鮮やかさに。西荻窪のビストロにて。

 

二句目。やさしくも傷つき易い友人の、心情の吐露を受けて。

 

三句目。昼食で食べたスペアリブがとてもおいしく、意地汚く指にソースを残してビールを飲んでいたときのこと。