休日の宵そらまめのモラトリアム
蚕豆は夏の季語なので、まだ詠むには早いのでしょうが。
非常に好天に恵まれたゴールデンウィークでした。
善福寺川沿いには、涼しげな恰好のひとたちが。ジョギングしたり気持ちよさそうに寝そべったり。
先月までは桜を満開にしていた木々が、あおあおと太陽を遮って
漏れてくるひかりの粒、ひかりは即ち影、昨日きれいに整えたばかりのパーマの毛先を風がすべってゆくのです。
このままとどめておきたいような連休最終日の昼下がりを抜けて、八百屋さんで立派な蚕豆を買いました。
夜、さっと茹でて仕事帰りの主人とビールを飲む予定。
休日を引き伸ばしたい私は、きっとすっかり冷めた蚕豆を意地汚く取り置き もう一杯あと一杯と杯を重ねることでしょう。