日灼けの「喫茶ブルボン」紫陽花かな 古い喫茶店の、店名が書かれたテントの色褪せた青や年月を感じるメニューの紙の質やガラスの曇りや。紫陽花の力強さと清々しさが、ふしぎとマッチするなあ、という感覚。雨の日のアンニュイな感じよりも、晴れて日差しが…
あをぞらに雨ひとすじやつつじ落つ 家を出るときは晴れているように見えた。傘を持たず、自転車に乗って走り出そうとするとふとおでこへの微かな水滴の感覚。見上げれば青空。なのに、マンションのグレーのエントランスは暗い水玉模様が浮かび、そしてその上…
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